災害時ホントに役立つ知恵袋~日頃から災害に備えよう〜南西ブロック委員会
2019年2月25日(月) 10時30分~12時30分 コープデリつくばセンター(参加人数:12名)
2019年2月27日(水) 10時~12時 コープデリ藤代センター(参加人数:16名)
2019年3月5日(火) 10時~12時 コープデリ守谷センター(参加人数:12名)
日本だけでなく、いま世界中が災害の危機にみまわれ、いつどこで何が起こっても、どんな災害が訪れてもおかしくない時代になっています。日々の備えが命運を分けるとも言われており、今回、改めて自分たちの身の回りの備えは危機にきちんと対応しているか、心の準備とともに、再確認する企画を開催しました。
防災リュックには どんなものを入れておけば本当に役に立つのか、どのように応用できるのか、など、参加者の皆さんから たくさんのアイデアを出していただきました。

実践例
・新聞紙で簡易スリッパを作り、お布団の下に入れておく。→就寝時の地震で倒れた家具やガラスの破片から足裏を守ることができる。
・厚めの新聞チラシを使ってお椀を折り、洗った牛乳パックを切りスプーンにし、敢えて常温のレトルトカレーと水で1時間戻したアルファ米を試食。→災害時にすぐにライフラインが復旧する保証はなく、温めないものでも食べられるという経験をしました。お椀にポリエチレン袋を入れて試食したので、お椀は次の食事でもう一度再利用できることも再確認できました。紙皿にラップを敷いて使っても洗い物がなくて便利なことも実際に体験しました。
・大きなビニール袋は、バケツに入れて広げれば配給された飲み水を運ぶ時にも使えたり、中にティッシュや雑巾を敷いて簡易トイレにもできる。首・腕部分を破けば防寒具にもなり、寒さで凍え心身ともに衰弱することも多少の回避ができる。


その他、使い古しのストッキングや手ぬぐいを使い止血のために患部を縛ったり、安い猫の砂を買っておき排泄したものに掛けると匂いが減少する知恵や、小銭、女性用生理用品、肌に優しいおしりふき、防寒に使えるアルミシート、自分の薬、ラジオ、呼び笛、家族の写真、マスク、ラップやビニール袋も多めにあると安心……等々、みなさまから色々な知恵やアイデアをたくさん出していただきました。
東日本大震災のときに実親が長い期間避難所生活を余儀なくされたり、常総市の水害ですべてが泥水に埋もれてしまい、あらゆるものを失ってしまったつらい体験談も聞くことができました。(家族との連絡手段の携帯電話用の手回し式充電器は、本当に持っていて良かったもののひとつだったそうです。)
災害時に実際にできる例として、ツナ缶を使ったランプやペットボトルにラップと水を入れて下から懐中電灯を照らし、光を拡散させてお部屋を明るくする簡易ランタンのデモンストレーションもやりました。
《参加者の感想》
・東日本大震災/常総市の水害被害について、貴重な実体験を聞くことができ、日頃の備えの重要さを強く感じることができた
・災害時を常に意識して 日々暮さなければならない と気持ちが引き締まった
・防災リュックには普段から食べ慣れているものを入れておこうと思った
・自分が知らなかった知恵を参加者からたくさん聞くことができて勉強になった
・ひとりでも多くに人に知ってもらいたいので、年に1度は開催したほうがよいと思う
・避難場所と避難所の違いがわかり、それぞれで必要な物が異なることを学んだ
車のガソリンを余裕をもって入れておく、災害が来たらどこで待ち合わせをするか家族で話し合っておく、ご近所の方と仲良くなっておく、家具などを固定し縦横の揺れに備える、カメラに災害の状況を撮っておく、など、他者の意見やアイデアを聞き、そこからさらに新しい発見や知恵も出て、減災にまつわる意識を高めることができました。参加者全員がともに学びあえた、とても有意義な企画でした。
災害は明日訪れるかも知れない自然の驚異です。災害を防ぐことはできませんが、災害が起こってしまったときに被害を最小限に減らせるよう、常日頃の備えや取り組みこそが一番大切です。また、家庭内での『自助』や地域内での『共助』、どちらも大切にすることが、大災害からの早期復旧・早期復興に直結します。
自然の猛威には勝てませんが、被害に負けることがないよう、家族や地域みんなで充分な備えをしておくことが、いま私たちにできる最大限の努力だと思います。
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