石光商事(株)『ラブコープ商品工場産地交流会』参加報告
2018年11月20日~21日 兵庫県神戸市
参加者:24生協スタッフ含む60名
今回のラブコープは、コーヒー・紅茶・ココア25商品を扱う石光商事(株)で行われました。コーヒーバックはモカブレンド・オリジナルブレンドなど良く知る商品ですが、会社名を聞いてもピンとこない方が多いのではないでしょうか。現に私もその一人でした。箱やパッケージに印字された製造者は「関西アライドコーヒーロースターズ(株)」で「石光商事(株)」は記載されていないからです。
「関西アライドコーヒーロースターズ(株)」は、石光商事を中心に関西の有力コーヒーロースターが出資して設立した共同焙煎工場で、多種多様な製品を品質基準を厳守しながら低コストで生産できる石光商事(株)のグループ会社なのです。
フェアトレード生産農園限定セイロン紅茶、スティックカフェオレなどは石光商事(株)が輸入者と印字されています。これは石光商事の管理下のもと海外で製品化された商品を輸入する形なので社名が入るそうです。
1日目は商品学習会・商品活動交流会・懇親会を行いました。
コーヒー豆の産地ブラジルのラゴア農園は、レインフォレスト・アライアンス認証農園で、全敷地面積は約3000ヘクタールで森林を自然のまま残し、その中の1500ヘクタール(関西なので甲子園に例えると400個分)でコーヒー豆を栽培する、自然と共生する取り組みをしているそうです。
緑のカエルのマークをご存知でしょうか。30%以上認証生豆を使用することで商品へのマーク記載が可能となります。オリジナルブレンドは40%、モカ・キリマンジャロは38%の割合で配合しています。また、外箱などにはFSC認証、エコマークが付くなど持続可能なエシカル消費の商品であり、私達がコーヒーを飲むことで知らず知らずのうちに応援していることを知りました。
コーヒー(バッグ)の飲み比べと、9月新発売のスペシャルティコーヒーアソートをコーヒーゼリーで香りやコクの違いを味わいました。
「組合員の声」を社長に贈呈! いばらきコープが一番多かったそうです♡
2日目は工場見学・コーヒーの学習・紅茶の学習を行いました。
豆の品種・収穫方法・精選・焙煎など奥深い内容でした。焙煎では、浅く焼くと香りが立ち、深く焼くとコクが出る。生豆を別々に焙煎してからそれぞれの絶妙な比率でブレンドする「コクや香りにこだわった味づくりアフターミックス」に無限のバリエーションを感じました。
ゴツゴツとした機械の中で熱風に踊る豆を幾度となく差し出しして色を見極めていました。計器に囲まれながらも、やはり最後は熟練された人の目でした。
最後に本社でフェアトレード生産農園(スリランカ・茶葉)の学習を行いました。この取り組みにより学校・医療のある暮らしが見えました。どのように役立ち活かされているのか実状を知ることができました。
全体を通して、コーヒーへの熱い想いを感じました。環境に優しい取り組みを多く行っていること、共同焙煎によりコストを下げコーヒークラフトマン(職人)により価値を高めていることを知りました。終始コーヒーの香りに包まれた素敵な研修でした。
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コメント
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たくさんあるコーヒーの種類ばかりを見ていて、会社名をきちんと見ていませんでしたが、今度は会社名もきちんと見たいと思います
色を見て調べるのは機械ではないんですね
飲んで応援できることが嬉しいですね
投稿: くーまん | 2018年12月15日 (土) 16時54分
カエルのマーク、コープ以外でも見かけるようになりました。たくさんの方に知ってもらいたいですね。
コーヒー大好きなので、色々試してみたいと思います♪
投稿: ピーチ | 2018年12月18日 (火) 12時11分
コーヒーの香り大好きです。
コーヒーへの熱い思いと、環境への配慮が
商品を通して私達の元へ届けられているんですね!
投稿: ハチ | 2018年12月18日 (火) 21時50分
コメントありがとうございます。
環境、社会に優しい取り組みをされている会社でした。
学習を通して、私達が商品を購入したことから繋がる応援の形を改めて知ることが出来ました。
投稿: 担当者 | 2018年12月19日 (水) 23時32分