2018年7月30日(月)
参加者:組合員理事2名 ブロック副委員長2名 ブロック委員3名 ブロック委員のお子さん7名 職員 1名
いばらきコープは平和の取り組みとして、茨城県内の「戦跡・平和マップ」が作成されています! その中の一つ、阿見町の茨城大学農学部敷地内にある霞ヶ浦海軍航空隊跡に残された関連の史跡めぐりに北西ブロック委員会で参加しました!
始めに、案内をしてくださる"あみ観光ボランティアガイドの会"の海野様と"井関農機"センター長藤井様にご挨拶していただきました。次に北西ブロック委員会、子どもたちを紹介し、暑い日ではありましたが、いざ戦跡めぐりに出発です(^^)
最初に茨城大学敷地内から道路を挟んでの反対側にいきました。大谷石で作られている正門や塀が取り壊されずに残っています! と説明していただきました。
次に茨城大学構内に入り、2m×2m位のコンクリート作りの"方位盤"を案内していただきました! 霞空を中心として円盤の縁を360度に刻んで、そこに著名な町や地点を記してあったとのこと。いまは、東西南北が薄く残っている状態でした。方位盤は操縦学生の自分の位置や方位、風向きなどを日常的に把握し、操縦の際の参考にしたとのことでしたが、一説には学生たちが出身地の方向を確認して故郷を偲ぶ場所でもあったとのこと……それを聞いて、切ない気持ちになりました。
次に"第一士官宿舎階段親柱"当時の地元業者の技術水準の高さを知る物件として残されているとのことでした!
次に"霞ヶ浦海軍航空隊軍艦旗掲揚塔"は大正11年〜昭和20年8月まで使われていたと史跡の説明を受けました!
しばらく歩いて、皇太子(昭和天皇)お手植えの松を案内していただきました。この松は大正11年に当時皇太子殿下が来訪された折に植樹されたとのことです!
車で移動して、"有蓋掩体壕(ゆうがいえんたいごう)"の説明の看板の裏にコンクリートのトンネル発見! 子どもたちは、なんだろう! とちょっと興奮気味でした!
この有蓋掩体壕は、太平洋戦争中に敵の空襲から飛行機を守るために作られたとのこと。終戦後は海軍から払い下げを受けて、居宅として使用していたため残すことができたとのことです! 近づいて中に入ると、とても広く、ここに飛行機が入っていたんだと当時の様子をイメージすることが出来ました!
次も車で移動し、井関農機さんの敷地内を案内していただきました。ここには"旧中央格納庫"として、練習用の飛行機を格納していたとのこと! 今もその格納庫を倉庫として使用していて、井関農機さんのトラクターなどを保管しています!
映画"サクラ花"の撮影した場所を教えていただいたり、その日は次作の仮面ライダーの撮影もしていました♫ 子どもたちも戦跡めぐりの合間に見れて、ちょっと一息できたことと思います!
また、"格納庫がなぜ現在まで使用できるのか?"一部の壁を通路用としてくり抜いたレンガ部分を見せていただきました。レンガの積み方や厚みがとてもあり、これだけしっかりと作られていることが分かりました!
井関農機さんの敷地内には、他にもたくさんの史跡が残っていました! 阿見町にはたくさんの戦跡が残ってあり、展示施設"予科練平和記念館"や"雄翔館"なども近くにあり、見学ができます! 今回は、ブロック委員会での戦跡めぐりでしたが、戦争で犠牲になった方たちの思いをしっかり受け止め、史跡を見て、感じてもらい、平和の大切さや戦争を二度と起こさないように次の世代に伝えていける見学会を多くの組合員さんに参加していただける企画していけたらと思います!
☆子どもたちの感想
・知らないことがわかり勉強になりました!
・飛行機の格納庫をよく個人で残そうと思ったなぁ!
・震災でも大丈夫だったくらい丈夫なのに感心しました!
・茨城にこんなに戦跡が残っているなんて、ビックリした!
・こんなに戦跡が残っているなんて、初めて知った!
と、素直な子どもたちの感想です!
☆ブロック委員の感想
・ まだ小学低学年だと理解が難しかったかと思いますが、子どもたちと一緒に参加ができ、少しでも良いので、心に残ってもらえたらと思いました。
・ 戦争を子どもたちが意識したことがなかったので、考える良いきっかけとなりました。
・ "有蓋掩体壕"が一つだけ史跡として残り、見学させていただき、維持してくださった方の思いをきちんと伝えていかなければと思いました! 民家の庭にあったことで一番印象に残りました!
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