「2018ピースアクションinヒロシマ」に参加してきました。~平和分野
2018年8月4日(土)~6日(月)
参加者:全国の70生協 虹のひろば・分科会合わせてのべ2,300人
日本生活協同組合連合会と広島県生活協同組合連合会共催の「ピースアクションinヒロシマ」には、毎年全国の生協から多くの方が参加しています。今回、いばらきコープからは組合員さんの親子3名と、組合員理事1名が参加しました。

初日には平和記念資料館を見学しました。ここは被爆者の遺品、被爆の惨状を示す写真や資料を収集・ 展示するとともに、広島の被爆前後の歩みや核兵器をめぐる世界の状況なども紹介しています。
その後は「被爆者の証言」を聞きました。15才で被爆した切明さん(女性)は、被爆前の戦線の様子や原爆の恐ろしさを語られました。被爆した同級生や下級生が「水がのみたい!」と言った時に、心臓がショックを起こすから飲ませてはいけないと言われて、飲ませてあげないまま死なせてしまったことを後悔していました。飲ませても飲ませなくても、助からなかったそうです。「平和は、だまって座っていても来ない。平和を守る努力をして下さい!!」と訴えていました。

2日目、子ども達は「子ども平和会議inヒロシマ」に参加しました。子ども達は、参加する前に地域の戦跡や資料館で平和について学習していました。会議では学んだことをグループで共有し、「戦争や核兵器の使用など、争いごとをなくすために私たちができること」についてまとめ、「平和の木」を作成しました。

大人は「平和cafe」に参加しました。まずは、原爆クイズで原爆に関する知識を深めました。他生協から参加されている方と、自分達ができることなどを話し合い交流ができました。

午後からは大人と子どもが合流し、「虹のひろば」「虹のステージ」に参加しました。「虹のひろば」では、全国の生協・諸団体の出展プースや展示コーナーがありました。「虹のステージ」では、日生協の本田会長、広島市の松井市長のご挨拶、被爆者の証言・継承、被爆ピアノの演奏、子ども平和会議のアピール文読み上げ等がありました。

最終日は平和記念公園内の碑めぐりをしました。生協ひろしま碑めくりガイドの方の解説で、平和記念公園内の主要な遺構や慰霊碑などを中心に見学しました。公園のある中島地区では、当時暮らしていた約1,300世帯4,400人がほぼ全滅しました。原爆死没者を悼む慰霊碑や供養塔などが点在していました。
◆全国の生協からたくさんの仲間が集い、平和の取り組みを通じて交流し、核兵器廃絶と平和な社会の実現を目指す決意をしました。また、参加した小学生から大学生までの将来を担う子ども達が、ここで学んだことを様々な場面で発信していって欲しいと思いました。広島に行ったからこそ、見て感じたことがたくさんあります。今後も、私達は平和について考えていただく機会を作って行きたいと思います。
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