2016年9月7日~8日で、日本生協連主催ラブコープ工場産地交流会ゴールドパック(ミックスキャロット)に参加してきました。
参加者は、コープさっぽろ・コープあおもり・コープネット・ユーコープ・トヨタ生協・東海コープコープ北陸・コープきんき・コープこうべ・CSネット・コープ九州の組合員理事・ブロック委員・職員、日生協職員、取材47名で全国各地から集まりました。
「CO・OPミックスキャロットのこと知ってますか?」
35年前、子どもににんじんを「食べさせたい」という願いから生まれた日本初のにんじんベースのジュースで、生協で一番利用されているジュースです。現在は、人参と果汁が50%50%となり、砂糖や香料は、一切使わず、フルーツ感あふれる味わいに仕上げてあります。人参は、100%国産のものを使い、千葉県などから仕入れています。フルーツは、リンゴ、オレンジ、みかん、バナナ、パインアップル、ぶどう、レモンの7種類で、マンゴーは、入らなくなりました。
数ヶ月で開発した商品がなくなってしまう昨今、『CO・OPミックスキャロット』の歴史は長いんです。
1959年創業されましたゴールドパック(当時の『東洋食品(株)』)さんは、全国に先駆けトマト果汁の濃縮に真空低温濃縮装置を導入し、高品質なトマトピューレを生産開始されました。1968年にはコープのトマトジュース、1970年にコープの野菜ジュース(缶)を商品化しました。1981年(昭和56年)10年間の開発期間を経て、人参と果実のミックスジュースとしては全国初で誕生したのが、CO・OPミックスキャロット(160g缶)です。その後、1987年に1L紙パック、1989年200ml紙パック、1994年125ml紙パック、1996年930gPETが誕生しました。
2003年リニューアルでは、人参の配合が40%→45%、2010年リニューアルでは、人参の配合が45%→50%、くだものの種類も増やしました。2014年リニューアルでは、さらにすっきり飲みやすく、2016年リニューアルでは、国産の比率を高めました(83%も国産になりました)。
※缶、紙パック、ペットボトルで味が違う? なんて感じた方、いませんか? 実は同じ中身なのです。でも、違いがココにアリ!
殺菌・充填・箱詰について、約112℃で30秒間加熱殺菌し、缶・紙パック・PETボトルに充填されます。缶・PETボトルは充填後に冷却され、紙パックは加熱後殺菌後に冷却されてから充填されます。この方法の違いにより、違うと感じるかたもいるようです。
紙パックには楽しい仕掛けもあります
1.ジャンケンマーク
2.「たたんでくれてありがとう」のメッセージ
3.こどもおみくじ
4.今回からたたんであります耳のところに、王冠マーク・ハートマーク・星マークなどが何個かに1個、入ることになりました。当たりカナ(^_-)-☆
パッケージの裁断前
製造工場「ゴールドパック(株)あずみ野工場」について
長野県松本市のすぐお隣の安曇野市にありますゴールドパック(株)あずみ野工場は、とてもお水のきれいなところで、周囲では、日本一大きなわさび農園などもあるところです。そのようなきれいなお水を確保するためにこの場所を選び建設された工場です。その工場では、平均 地下150mのところから5本の井戸を使って、雪解けの美味しい水をくみ上げています。PETホットパックライン200ml~2L、PET2L無菌充填ライン、紙ライン(125ml、200ml)、缶ライン(ホットパック)を生産可能。8割がOEM商品ですが、2割の自社製品を生産し、この中に、共同で商品化した『CO・OPミックスキャロット』も入っております。
ミックスキャロットなど紙製品の詰める機械
ジュースを充填してから、紙を切るんですね~。
ベルマークこんなのでも集まるのね
検査も怠りません
昔飲んでたなあ~なんてありますか?
《ピッカピカのきれいな工場な訳》
工場が、とてもきれいだったので、思わず聞いてしまいました(>_<)
Q:工場はできたてというわけではないのに、なぜこんなにきれいなのですか? 他の工場もこんなにきれいなのですか?
A:私どもは、全くきれいだと思っておりません。まだまだやれることはいっぱいあります。20年以上になるこの工場ですが、何か新しくリフォームしたというわけではありません。でも、日々、向上したいと努力をしております。byゴールドパックあずみ野工場の池上さん
感動しました! ココで一句「見習いたい! 私の家にもこの精神!」
ミックスキャロットの試飲について
人参果汁のみのもので、国産にんじん 海外産にんじんで飲み比べました。臭みが全く違いました。国産にんじん、美味しいです。この人参の品質が良くなることで、人参を増やしたジュースでも美味しく飲めるようになり、割合などにも増やすことができてるそうです。
人参飲み比べ
昨日、生産されたできたてほやほやの『CO・OPミックスキャロット』と1か月前のものを飲み比べました。昨日できた方は、味がバラバラで、それぞれの味がしているように感じ、後味も少し残りました。1か月前の方が、味がなじみ、完成されたジュースとして美味しかったです。皆さんのお手元に届くころには美味しくなっているそうです。
できたてとの味比べ
商品学習と交流会について
全国の日本生活協同組合の方が集まり、いろいろな話をきかせていただきました。その中で『CO・OPミックスキャロット』入りのカップアイスの試食、『CO・OPミックスキャロット』とちくわの炊き込みご飯の話がありました。
ミックスキャロットカップアイス
美味しかったです。手作りでこのようなものが出来るのは嬉しいです。余分な香料や保存料なども入っておらず、ミックスキャロットの人参がほんのりピンクでかわいらしいアイスです。是非、作ってみてください!
《ミックスキャロットカップアイスの作り方》
材料(140ml)カップ4個分
・ミックスキャロット150ml(冷やしておく)
・生クリーム200ml(冷やしておく)
・きび砂糖60g(三温糖などでも大丈夫です)
1.ボールに生クリームときび砂糖を入れ、ツノが立つまで泡立てる。
2.『ミックスキャロット』を加え、ヘラで3~4回切る様にさっくりと合わせる(完全に混ざらなくてもOK)
3.ボールごと冷凍庫で1時間半~2時間冷やし固める。
4.空気を入れながら混ぜ合わせたら、紙コップにながし入れ、スプーンを挿す。
5.冷凍庫で1~2時間冷やし、固まったら出来上がり(手抜きがしたい方は、混ぜ合わせていっきに冷やしても美味しくできました)
とても勉強になる工場産地交流会でした。このような交流会に参加させていただきましたことを、心より感謝しております。ありがとうございました。
南西ブロック副委員長
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