農業と土を科学する~おいしい野菜の土のひみつ~西部ブロック委員会
2016年8月10日(水)
参加者:一般組合員4名 子ども10名 ブロック委員4名 理事3名
従来の「種まいた~育てた~収穫した~料理した~おいしかった」とは一味違う視点で子どもたちに農業の現場を体験してもらおうと、県西産直センターと茨城県県西農林事務所結城地域農業改良センターのご協力のもと開催しました。
講師
茨城ふるさと産直ネットワーク 青山様
茨城県県西農林事務所結城地域農業改良センター 水野様 小林様
行程は、圃場の土壌診断と野菜や果物の糖度測定です。
まず初めに、県西産直センターの生産者のにんじん畑で土を採取しました。土壌診断には、四隅と真ん中の5箇所の採取が必要とのことです。生産者の皆さん、おいしく元気な野菜を育てるため、土壌診断はかかせないそうです。
広~い畑を子どもたちが走りながら、教えてもらったとおり、表面の土を払い約10cm下の土を採取し、いざ検査会場の普及センターへと場所を移しました。
本来、検査するには採取した土を乾燥させるそうですが、今回はこの採取した土を使ってふるいにかける作業をしました。このあとの行程は、事前に採取乾燥させておいた土を使って、PHとECの検査を行いました。初めてみる機械にドキドキわくわくしながら、真剣に行っています。
撹拌を機械で行っている間、資料を使って学びの時間です。一生懸命、お話に耳を傾け、メモをとっていました。
時間の関係上、通常の撹拌時間を短縮して、PHとECの計測をし、土壌診断結果に数値を記入、8箇所のグラフを完成させたら土壌診断は一応終了です。
そのあとは、色々な野菜や果物を糖度計で測定しました。熟したゴーヤの糖度が14もあって、一同びっくりしました。
お昼は、県西産直センターにて生産者の方と交流しながら美味しいカレーをいただきました。ご馳走さまのあとは、"今日の学びどれだけ覚えているかなクイズ"をして、解散となりました。
参加者の感想
・PHやECのお勉強がすごく楽しかったです。またやりたいです。(小2)
・糖度計でいろんな野菜や果物の甘さがわかりおもしろかった。(小5)
・農業の仕事は改めて奥が深いことが分かりました。これからも野菜を大事にしたいと思いました。(中1)
・中学校で一部習っていましたが、知らないことがたくさんあり、初めて見た機械を使えて楽しかったです。資料もいただけたので、家で復習したいです。(中2)
・難しい内容でしたが、分かりやすい説明で低学年でも飽きずに参加できました(保護者)など
従来とは違う生産者とのつながり、農業を科学することにより、学びが広がり、生産者の野菜作りに対する思いなど深く知ることができたように思います。
« 8月日立コープ会を開催しました~北部ブロック日立コープ会 | トップページ | 8月やさとコープ会〜南部ブロックやさとコープ会 »
« 8月日立コープ会を開催しました~北部ブロック日立コープ会 | トップページ | 8月やさとコープ会〜南部ブロックやさとコープ会 »
コメント