日本生協連主催 ラブコープ工場産地交流会❮八戸東洋(株)❯参加報告
2016年7月20日(水)~21日(木)
参加者:日本生協連の職員、会員生協の組合員等48名
「CO・OP たまごスープ」を作っている「八戸東洋(株)」工場見学に行ってきました。(^-^)/


「CO・OP たまごスープ」は、 コープ商品の中でも、とても人気の高い商品です。1993年、日生協はどんな料理にも合うスープにしよう! と開発をスタートしました。翌年の1994年、5食入りを発売し、初年度の売り上げは545万食とかなりの人気でした。
発売当初から守り続けているこだわりは、1.卵のふんわり感&なめらか卵の食感 2.新鮮な卵をたっぷりと使用 3.何度飲んでも飽きのこない味付けです。
その後も組合員さんの声に応えて、10食入り(箱入りから袋入りへ)ができ、パッケージも変わりました。
商品学習の中で、フリーズドライの原理とたまごスープができる工程等を学びました。

❮フリーズドライの原理❯
通常の生活空間((1気圧)で水は100℃で沸騰し、1 /165気圧では0℃で沸騰して気体になります。真空乾燥機の中(1/ 1500気圧)に-40℃に凍らせたスープのブロックを入れると、水分(氷)が昇華によって気体になります。水分が抜けたところはスポンジ状の穴になり、お湯をかけた時に水分を吸収してすぐに戻るというわけです。
❮ たまごスープができる工程❯
原料の卵は、近くの割卵工場から運ばれた新鮮で加工していないものを使い、これをスープに入れて撹拌して仕込むことが、ふんわりとした食感を出すポイントだそうです。出来上がったたまごスープはブロックの型に充填され、冷凍庫で一晩-40℃に凍結されます(フリーズ)。その後、真空乾燥庫で 一気に気圧を下げて水分が水蒸気となります(ドライ)。商品は高い熱や圧力でダメージを受けることが少なく、おいしい状態で食べることができます。
❮工場見学❯
※もずくスープの工程
もずくには他の海藻や釣り針など、色々なものが絡んだ状態で収穫されてしまいます。ここでは、ベテランの従業員さんが手作業で厳しく異物除去を行なっていました。また、スープに使用しているみつばの1/3の量を、敷地内のビニールハウスで水耕栽培していました。

※たまごスープの工程
上で説明した工程の他、出来上がったスープを、カニカマねぎわかめを先にトレイに入れた後に流し入れ、包材に穴を開ける原因となるわかめの飛び出しを防ぐために表面をならしたりしていました。超低温凍結庫や真空乾燥庫など、大量のスープを作ることのできる大きな機械を見学できたのは、貴重な経験でした。
工場内での品質管理は、前処理工程・乾燥上がり品管理・包装工程管理としっかり確認し、検査されています。
商品の試食もあり、アレンジレシピ(もずくスープの茶碗蒸し、もずくスープのだし巻き卵、 ミネストローネスープのリゾット)、れんこん五目ご飯をいただきました。

たまごスープは 、組合員さんのアイディアでアレンジレシピも多く、「防災用買い置きCOOP商品セット」に入っていて、ローリングストックとしても常備しておくといいと思います。
最後に、参加させていただき、産地の方や全国の生協の方と交流させていただいたことに感謝いたします。

商品担当理事
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このブログで原料の調達先や製法を詳しく知れて、安心して食べることができます
フリーズドライスープは これからの季節、我が家でも大活躍です

しょうが入りの卵スープが特に人気です
投稿: くろみつ | 2016年9月14日 (水) 08時35分
くろみつさん、コメントありがとうございました。m(_ _)m
そう言って頂けて、大変うれしいです。(*^^*)
これからの季節に、しょうがはいいですね‼
コープ商品の代表格のフリーズドライスープ達を、今後ともよろしくお願いします。(^o^)
投稿: つう | 2016年9月22日 (木) 11時02分