水戸北飛行場跡地見学
2016年5月13日 11時30分~12時30分 那珂市戸崎、戸多、水戸市国井町
参加人数:2名
昨年更新されたいばらき戦跡.平和マップ配付時に、未記載の戦跡があるとの情報が寄せられ、それを元に調査してきました。
水戸北飛行場とは、昭和18年激化する太平洋戦争の最中、現在の那珂市戸崎、戸多、水戸市国井町にまたがる一体およそ300ヘクタールに建設されたものです。そのことによって、この地域の農家が立ち退きを余儀なくされ、住民は移転先の工面に苦労したそうです。勤労奉仕隊が組まれ、学生や女性、子どもも建設に動員され、鍬や万能を振るう重労働が課せられたそうです。
しかし、飛行場は、ほぼ完成であったが、終戦を迎えました。飛行場跡地の外周には、幅およそ3mの堀が巡らされてり、現在もその痕跡を見る事ができます。
見学の前に近隣の那珂市歴史民俗資料館に立ち寄り、職員さんから情報を提供していただきました。住民を立ち退かせてまで建設したが、実用には至らなかったそうで、努力は無駄に終わりました。
今は平和な田園風景が広がっています。


幅3mの堀の跡

今は平和な田園風景が広がる
平和担当理事
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