福島視察ツアー
2014年11月26日(水)、「福島被災地視察バスツアー」が開催されました。
福島までのバスの中では、市原理事がお話とゲームを担当。お話は防災に役立つコープ商品と備蓄品について、ゲームは目隠しされたコップの中の野菜を臭いだけあてるというものでした。広島の土砂災害の時には、土石流が来る前に土の変な臭いがしたそうです。ゲームでは、わからなくてもなんの臭いか考えるだけでも鼻を鍛えるのに良いということでした。
福島大学経済学部の学生さんが、田んぼから元気を伝えて行きたいと話され、街カフェを開いて幅広い年代層に福島の県産品の安全性を伝えてきました。こちらの農園は『おかわり農園』といい、何度でもおかわりと言ってほしくてこの名前にしたそうです。
次に行ったのは、「わたり放射能対策センター」でした。ホールボディカウンターの見学と体験をしました。
お昼は、『道の駅ここら』で「かあちゃんの力プロジェクト」の野菜がたっぷり入ったお弁当でした。プロジェクト代表の渡邊とみ子さんには、講演もしていただきました。放射能物質検査をし、独自の安全基準を決め合格したものだけにロゴシールを貼って販売しているそうです。かあちゃん達の底力を感じました。
JAふくしま『道の駅ここら』には、「庭塚モニタリングセンター」があり、NaI シンチレーションサーベイメータという機器が15台、矢野目では31台設置してあり、野菜や果物などの放射能物質検査をしています。年間に30,000検体を調べています。
最後に視察した「ABE果樹園」は、消費者に安心・安全な果物を供給できるよう化学肥料、化学農薬を低減し、環境に優しい土づくりに取り組んでいるそうです。「もし原発事故がなかったらイベントでの販売などしていなかった、プラスになることを教えてもらった」と話されていました。
茨城でも東海原発があり、あと70センチ津波が高かったら同じようになっていたかもしれないと思うと、福島の原発事故は他人事だと思えず、これからも寄り添い決して忘れてはいけないことなんだと改めて思いました。
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